馬術大会てどんなイベントなの?その内容をご紹介!

馬術大会は名前のように馬術を競い合うイベントのことで、日本だと全日本馬場馬術大会が有名です。端的にいえば乗馬の技術を披露する競技で、馬そのものの能力や状態も問われますが、選手との相性も重要となってきます。オリンピックでも注目を集めた馬術ですが、障害物のジャンプという見どころがあり、ダイナミックな馬の動きを楽しめるのが魅力です。

馬術大会てどんなイベントなの?その内容をご紹介!

それからダンスを披露したり、アトラクション的要素もありますから、一種のホースショーということができます。オリンピックもそうですが、大会の会場ではコースが設置され、そこをいかにスムーズに進み障害物を越えてゴールするかを競うものです。馬場馬術はアリーナと呼ばれる場所で、正確かつ美しい演技を披露したり、音楽に合わせて見せる自由演技を行います。純粋にスピードを競い合う競走馬と違い、躍動的でしなやかにステップを踏む馬の姿を見ることが可能です。

選手の指示で動くという意味では競走馬に共通しますが、しかし競技内容はまるで違うので、いくら優れた騎手でも馬術大会に出場できるとは限らないです。障害馬術は障害物を飛び越え、規定のタイム内にゴールすることを目指す競技です。障害物には当然ながら飛び越える順番があって、ミスをすれば成績に影響してしまいます。馬が躊躇して飛び越えなかったり、障害物を落としてしまうとミスになりますし、コースを外れるのもNGなのでかなり難易度が高いです。

ちなみにオリンピックにおける障害物の高さは最大で165cmと、大人の身長並の高さがあります。選手は馬を混乱させることなく、1つ1つ着実に目標をクリアすることを目指します。助走に失敗するとジャンプできませんから、コースの足取りや助走1つ取っても知識や経験、そして判断力が問われます。また、馬の性格や機嫌も把握しなくてはいけないので、経験も非常に重要です。

選手と馬の足並みが揃った時に見せるジャンプは格別ですし、とても躍動的で絵になります。そういうイベントがまさに馬術大会と呼ばれるもので、競走とは違った形で馬の魅力が分かる機会です。選手には特定の服装が義務づけられており、綺麗な姿勢と合わせて美しく見えます。姿勢が崩れると重心が偏ってしまい、馬を上手く操作することができないので、優れた選手はみな総じて姿勢も所作も美しいです。

馬は馬で筋肉や毛並みの美しさがありますし、選手の美しさと相俟った時に見られる美しさは特別です。馬術を競い合う大会ではありますが、楽しみ方が多いのもまた馬術大会の良いところです。