馬の種類:フリージアン馬

馬にも様々な種類のものがありますが、オランダ人の誇りとみなされている馬の種類がフリージアン・ホースと呼ばれるものです。略してフライドポテトなどとも言われることもあります。フリージアンは他の馬にはない特別な特徴や明るい表情を持っていることから、ブラックパールとも呼ばれています。最も美しいとも考えられているので、非常にブリーダーからも人気がある種類です。実はこのような品種の歴史の中では、良いことと悪いことの両方が起こり、実は絶滅の危機に瀕したことさえあるのです。近年所有者は増加傾向にあり、多くの人が気に入っています。高貴なラインや美しさが気に入られ、ヨーロッパにやってきたのです。

フリージアンの外観が形成されたのは今から約700年ほど前のことであり、身長が低くサイズが小さく真っ黒な外観が一つの特徴です。当初はこの姿はそれほど美しいと言われることはなく、身長が低かったけれども馬を動かすことができ、農耕馬として重宝されました。友好的な性格を持ち、冷静であるため多くの人々とコミュニケーションを取ることができました。フリージアはヨーロッパの森林馬をもとにして、長年をかけて品種改良されてきた品種にあたります。起源はオランダのフリースランド周辺だとされていて、ここからが名前の由来です。パワフルでありながらも敏捷性に優れていて、乗馬や競馬馬、馬車馬として中世の時代には貴族に愛されていました。一番の特徴にあげられることは豊かなたてがみとしっぽの毛です。サラブレッドの世界において白い毛の次に珍しい毛色は青毛と黒毛と言われていますが、この青毛を持っている馬がフリージアなのです。つやがありピカピカ光り、非常に美しいことがわかるでしょう。

日本でも馬車によるウェディングパレードがありましたが、ヨーロッパでは儀式などに使われるランド馬車と一緒にフリージアンが新郎と新婦をお出迎えしました。現在ではオランダ王家がフリージアンを保護して認定していて、パレードで活躍するフリージアン達も、王家の認定を受けた馬たちとなっています。現在では日本には十数頭しか輸入されていない希少価値の高い馬であることがわかるでしょう。世界一のイケメン馬とも呼ばれ、一番美しいと言われているものがフレデリックという馬です。なんと彼のFacebookのページには、10万人近いファンがいるのです。人間が見てもドキッとしてしまうような美しさと力強さを感じるので、競馬などで機会があれば是非とも見てみるとよいでしょう。