怪我をしたり結果が残せなかったり、年をとりすぎたり、適正がなかったり、さまざまな事情から引退した競走馬は、その後どうなるのでしょうか。
引退した競走馬には多様な方向性が
引退した競走馬が歩む道は、さまざまなものがあります。以下が一例です。
・競馬場で競走馬を誘導する誘導馬
・種馬や繁殖用馬
・乗馬施設の馬
・警察騎馬隊の馬
・馬術競技の馬
・農業系学校など、教育機関で飼育される馬
・馬主の飼馬
ただ、馬肉を食べる文化のある日本では、上記のような引き取り手が見つからなかった場合には、食用肉として処分されることが多いということです。また、脚の故障など回復が見込めない損傷を負った馬は「予後不良」とされ、残念ながら薬での安楽死に処せられることがほとんどです。