競馬のハロンとは?意味・見方から上がり3ハロンを使った予想方法まで徹底解説!

競馬のハロンのアイキャッチ

競馬でよく目にする「ハロン」という言葉ですが、あなたは正しく理解できていますか?

ハロンとは距離の単位であり、レースの流れやペースを読み解くための重要な指標でもあります

内容を正しく理解すれば、競馬の勝率をぐっと上げることも可能です。

そこで、本記事ではハロンの基礎知識や見方などを徹底解説!

概要となる部分だけでなく、上がり3ハロンを使った戦略まで詳しくまとめたのでぜひ最後までご覧ください。

  • 相馬 楓
  • 執筆者
KeibaWithの監修者「相馬楓」

父親の影響で小さい頃から馬が大好きになり、毎週競馬場へ足を運び続けて15年。当時最強馬だったディープインパクトの凄さに感動し、毎年の2歳馬の中から最強を探すのが趣味です。小さい頃から培ってきた選馬眼で好走馬も見抜くのに自信があります!

競馬のハロンはコース距離を示す単位のこと

競馬新聞や実況で度々出てくる言葉の「ハロン」。

この言葉自体は、シンプルに距離の単位を表す言葉でしかありません。

ただ、レースのペースや展開を読み解くうえで欠かせない指標となっており、この考え方を押さえるだけで予想の精度は大きく変わります。

ハロンは競馬場のコース200mを意味し、「200メートル」を1ハロンとして「200メートルの倍数」と覚えれば簡単です。

1ハロン=200m
2ハロン=400m
3ハロン=600m

1ダース(12個)やお米の1合(180ml)のように、競馬界だけで使われる「便利なものさし」と思ってください。

大枠の部分が分かれば、ハロンの内容を深堀って予想に活用できるポイントをご紹介していきます。

  1. ハロンタイム
  2. 上がり3ハロン
  3. 前半3ハロン

この3つを押さえておけば、より論理的に組み合わせを構成できるので必見です。

では、それぞれ詳しく説明していきます。

200メートルごとの通過時間を表すハロンタイム

ハロンタイムは、先頭の馬を基準に200mごとに計測されるラップタイムのこと。

ただし1500mや1700mなど端数の出る距離では、スタートの100m地点から200mごとに計測されます。

ハロンタイムは、レースのペース配分や各馬の能力を分析するために重要な指標の一つです。

1ハロンタイムの目安は15秒で、この基準からどれだけ速いか・遅いかで能力の高さを判断します。

ただ、ハロンタイムは区間や馬の脚質によって大きく異なるため、単純な速さとして捉えるのは不可能です。

重要なのは「どの区間で何秒で走った」のか、そしてそれは何もレースごとに変える必要はありません。

見るべきは「上がり3ハロン」と「前半3ハロン」の2つだけ。

ハロンタイムで全体を見たあとに、この2つでさらに細かいその馬のポテンシャルを掴んでいきましょう。

競馬予想で最も重要な指標である上がり3ハロン

競馬は最後の直線で勝負が決まることが多く、ゴール前でどれだけ伸びるかが重要となってきます。

その伸びを数値で把握できるのが、上がり3ハロンという指標です。

上がり3ハロンの画像

上がり3ハロンとは、ゴール手前600mの通過タイムのこと。

レース終盤の伸びや瞬発力が分かるため、予想をする上で重要視される指標です。

一般的に差し・追い込み馬は上がりが速く、逃げ・先行馬は遅くなる傾向にあります。

ただし「上がりが速い=強い」とは限りません

考えてみれば当たり前の話で、レースのラストスパートにあたる上がり3ハロンがいくら速くても温存しすぎて負けるという展開は珍しくないです。

勝ち馬を選ぶにあたって上がり3ハロンが重要なポイントというのは間違いありませんが、他の指標と組み合わせるのは必須。

上がり3ハロンをもとにした予想を補強するという意味でも、次に前半3ハロンの見方をチェックしておきましょう。

上がり3ハロンの対となる前半3ハロンとは

上がり3ハロンが終盤の伸びや瞬発力を示すのに対し、前半3ハロンは序盤のスピードや位置取りを把握するための指標

この2つを押さえることでレースの「入り」と「終わり」の動きが分かり、全体の流れもイメージしやすくなります。

前半3ハロンはテンの3ハロンとも呼ばれ、スタートから600mまでの通過タイムを意味します。

レースがハイペースになるのか、それともスローペースになるのかを判断するうえで欠かせない指標です。

特に短距離戦では序盤のスピードが結果に直結しやすく、前半3ハロンの速い馬を軸にするといった狙い方ができます。

以上、「ハロンタイム」「上がり3ハロン」「前半3ハロン」の3つをもとにした考え方を知れば、ハロンについて半分以上おぼえたと思って問題ありません。

あなたはもうハロンを使って、レースの大まかな流れを想定することができるようになりました。

ただ、基礎知識をどれだけ押さえたとしても、実際のレースで活用するには「今どの地点を走っているのか」を知る必要があります

ここからは、レース中の位置を把握するために役立つ「ハロン棒」について解説していくので、ハロンをもとに予想する方は必見です。

ハロン棒からゴールまでの残り距離を把握

競馬のハロン棒

200mごとの距離単位を示すハロンですが、実際のレースではどのように見ればいいのでしょうか。

そこで、目安となるのが「ハロン棒」です。

ハロン棒はコースの内側に設置されており、ゴールまでの残り距離が数字で表示されているのが特徴です。

いわば道路の標識のようなもので「5」と書かれていれば、ゴールまで残り500mを意味しています

ハロン棒という名称から5ハロン=1000mと勘違いしがちですが、ハロン単位ではなくゴールまで残り何メートルあるのかを表しています。

相馬 楓

つまり表示されている数字×100mをすれば、ゴールまでの距離を把握できるということです!

これまでの内容からハロンの基礎知識と見方は一通り押さえられたので、実際の予想にどう活かすのかを解説していきます。

今日からすぐに活用できる予想のポイントをどこよりも分かりやすくまとめたので、この機会に必ずおさえておきましょう。

ハロンをもとに予想する際のポイントと注意点

ハロンを使って予想するなら、注目すべきは「上がり3ハロン」。

各馬の純粋な末脚の強さが分かるため、「差し切れる力があるか」「前を捕まえられるか」といったゴール前の勝負力をシンプルに判断できます。

そんな上がり3ハロンは、勝率UPに繋がる指標ですが、全てのレースで機能するわけではありません。

例えば、スローペースのレースでは多くの馬が脚を残した状態で直線を迎えるため、脚質に関係なく上がり3ハロンは速くなる傾向にあります。

そこで、狙い目となるのはハイペースとなる展開が見込まれるレースです。

具体的にどのようなレースを指すのかは、以下に特徴をまとめました。

  1. 差し・追い込み脚質の馬が多い
  2. 直線が長い会場
  3. 8頭立て以下での開催

これらのレースでは前半から全体のペースが速くなり、ハイペースとなる展開が多く見られます。

該当しているレースがあるなら積極的に狙いたいところですが、当てはまればいいという訳でもありません。

上がり3ハロンをもとに予想しても、そもそもで荒れる要素があったら元も子もないからです。

ここからは、狙い目となるレースの特徴を抑えつつ、一つでも当てはまったら避けておきたい条件について解説しています。

狙い目のレース特徴①差し・追い込み脚質の馬が多い

上がり3ハロンはレース終盤の伸びをもとに予想するため、後半勝負になりやすいレースほど有効です。

差し・追い込みタイプが多い場合は前に行く馬が少なく、各馬が仕掛けのタイミングを探り合う形となります。

そうすると自然にレース全体の動き出しが遅れ、有力馬が差し・追い込みに偏っている場合は無理に前へ行く必要がありません。

直線まで後方で脚を温存し、上がり3ハロンの速さが結果に直結する傾向にあるので狙い目です。

相馬 楓

前半が落ち着く展開では脚がしっかり溜まるため、末脚の質=上がり3ハロンの重要度が一気に高まります!

これを踏まえて、つぎに「どの会場で行われているレースが狙い目なのか」を解説していきます。

狙い目のレース特徴②直線が長い会場

上がり3ハロンはラスト600mを指すため、その600mの中で「どれだけ直線で走れるか」が重要になってきます。

直線が長いコースほど、減速せずにトップスピードを維持しやすく、末脚がどれだけキレるかによって決着することが多いです。

一方、直線が300m以下のコースでは、コーナーでの減速やポジション争いの影響を強く受けるため、上がり3ハロンの数値通りに能力を発揮できないことも。

直線の長いコースはラスト600mを加速もしくは持続に使うことができ、上がり性能をフルに引き出せるので上がり3ハロンの信頼度が高まります。

  1. 東京競馬場 1,600m〜2400m 直線約525m
  2. 新潟競馬場(外) 1,600m・2,000m 直線約659m※国内最長クラス
  3. 阪神競馬場(外) 1,600m・1,800m 直線約473m

相馬 楓

特に上記3つで開催されるレースは、上がり3ハロンをもとに予想するのが有効なコースとなっているので積極的に狙ってください

対象となる会場や距離が分かれば、どの条件のレースを狙うべきか深堀りしていきます。

狙い目のレース特徴③8頭以下での開催

ハロンをもとに予想するなら波乱の少ない少頭数が狙い目

少頭数のレースは出走頭数の少なさから、序盤のポジション争いは落ち着きやすいという特徴があります。

そこで今回おすすめするのが、8頭以下で行われるレース。

開催数こそ多くはありませんが、それぞれの馬が無理に脚を使う場面は少なく、余力を残したままレースが進行する展開が多いのが特徴です。

また、馬群がコンパクトになることで走路が確保しやすく、コーナーでのロスを最小限に抑えて最後の直線勝負となる傾向にあります。

展開による有利不利の影響が小さいことから、純粋な能力での勝負となるため上がり3ハロンをもとに予想するのは有効なレースと言えるでしょう。

ハロンの基礎知識だけでなく、狙い目となる会場やレース条件が分かれば、あなたはもう一人前です。

ただ、これとは別に覚えてもらいたいのはたった一つの要素によって、上がり3ハロンの予想で避けるべきレースになり得ること。

実力を最大限発揮できない条件が一つでもあれば、上がり3ハロンがいくら速くても意味がありません。

相馬 楓

能力勝負になるのは間違いありません、だからこそ上がり3ハロンというデータが最大限活きてくるのですっ!

そのため、ここからは予想する際に、注意すべきポイントについて深堀りしていきます。

悪天候や不良馬場によるタイムのズレ

悪天候・不良馬場

競馬は天候や馬場状態の影響によって、タイムが大きく変化するスポーツ。

例えば雨が降った場合、芝コースは馬場が重くなるほど時計がかかり、上がりが遅くなる傾向にあります。

一方、ダートは水分を含むことで脚抜きが良くなり、タイムが速くなる展開が多いです。

そのため、良馬場での上がり3ハロンと比較するのではなく、馬場状態ごとの傾向を踏まえて予想するのが重要となってきます。

相馬 楓

馬場状態によって、勝てる・走れるの基準が変わる点には注意しましょう!

上がり3ハロンを確認する際は、好タイムを記録したレースの天候や馬場状態まで含めてチェックするようにしてください。

好走条件が整っているのが前提

ハロンをもとにする予想は不利な条件下では参考にできない

好走したレースと条件が異なる場合や、初めて不良馬場を走る馬が活躍するケースは多くありません。

上がり3ハロンは予想する上で重要な指標ですが、好走する条件が揃っているのが必須。

コースや距離適性の高さや会場・コースの特徴を見極めないと、上がり3ハロンをもとに予想しても意味がないということです。

例えば、直線の長い東京競馬場や新潟競馬場では差し・追い込みの末脚が発揮しやすく、33秒台の速いタイムが出やすい傾向にあります。

一方、中山競馬場や小倉競馬場のような小回りコースは直線が短く、コーナーでの立ち回りが重視されるため、上がり勝負になりにくいのが特徴です。

仮に前走で速い上がりを記録している馬でも、その能力があらゆる条件で通用するとは限りません。

直線の長いコースで好タイムを出した馬が、小回りコースでは末脚を発揮できないケースも多く見られます。

相馬 楓

その馬に合った条件かどうかまで見て判断することが大切です!

そのため、上がり3ハロンの数値だけで判断するのではなく、コース・距離・展開といった条件まで含めて評価することが重要と言えるでしょう。

まとめ

ハロンとは、レースの流れやペースを把握するための重要な指標であり、競馬予想の精度を高めるなら欠かせない要素です。

その中でも、上がり3ハロンは馬の末脚や瞬発力を測ることができる有効なデータ

ペースや条件とあわせて総合的に判断する必要はありますが、正しく理解すれば予想の精度が高くなるのは間違いありません。

知らないままにしておくのも一つですが、実際に活用して結果を出している人がいる以上「知らない」で終わらせてしまうのは非常にもったいないです。

本記事の内容からハロン・上がり3ハロンを理解し、ぜひ今日の競馬予想から実践してみてください。

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かちかわ かずま

勝川 和馬

KeibaWith運営責任者

競馬予想サイトの検証を始め20年が経過。優良な競馬予想サイトを徹底分析し、競馬で勝ったお金で家と車を購入。これまで培ったノウハウをKeibaWithを見にきて頂いた皆様にお届けしたいと考えています。